エジプトの漫画家アシュラフ・オマールは、弁護士にも居場所が明かされないまま 強制的に自宅から連れ出され、長期間拷問を受けたとされる。
ニューアラブ紙によると、8月4日にビデオ会議で行われた出廷で、オマル氏の弁護団は、目隠しをされた状態で治安部隊に虐待されたとされることから、依頼人を拷問の被害者と法的にみなすよう要求した。
「公式文書によれば、アシュラフが逮捕されたのは7月24日だが、実際はその60時間近く前にギザ郊外の私たちの家から連れ去られた。この時間は公式には説明されていません」と妻のナダ・ムヒースはニューアラブ紙に語った。
ムヒートはまた、「目隠しをされたままひどく殴られ、電気ショックで脅されたことを弁護士に報告するや否や、治安部隊は拷問の跡が残らないように体のさまざまな部分を殴った」と主張している。
オマル氏の弁護団は、不法に面会を拒否されているため、拷問疑惑を立証するため、オマル氏の遺体を法医学的に検査するよう検察側に要求している。
弁護団はまた、オマールが逮捕された正確な瞬間を特定するため、建物内外の監視カメラで撮影された録画の公式調査を要求した。
彼の弁護側はまた、夫妻が所有していた合計33万9000EGP(エジプト・ポンド)、約6890米ドルの没収について調査を求めたが、そのうち公式に説明されたのは8万EGPのみであった。
アシュラフ・オマル(38歳)は、ここ数十年、政権批判者やジャーナリストに課せられてきたのと同じ罪状、すなわち「テロリスト集団への関与、虚偽ニュースの拡散、ソーシャルメディアの悪用」で告発されている。
活動家グループとジャーナリストは8月11日、拘束されたジャーナリストの釈放を要求し、アシュラフ・オマル氏の拷問を糾弾するため、カイロ・ジャーナリスト・シンジケートの前で抗議行動に参加した。
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