
米国、イランを爆撃。2025年6月22日の CTXTの漫画
いかなる戦争も起こさないと言い、現在進行中の戦争をすべて終わらせるとも主張していた人物が、大量虐殺を無条件に支持する中で、議会や国連を通さずにイランを不法に攻撃したのだ。バーニー・サンダースが回想したように、「宣戦布告できるのは議会だけ」なのだから、トランプの空爆は違憲である。
下院共和党のトーマス・マッシー(共和党)でさえ、トランプ大統領のイラン攻撃は違憲だと非難し、大統領には議会の権限が必要だと警告して、戦争に加わることを避けるよう繰り返しトランプ大統領に求めた。
それはともかく、赤い帽子の社会病質者は自分の攻撃について胸を張っていたが、CNNによれば、「米国の初期情報では、イランへの攻撃は核施設を破壊するものではなかった。イランの核開発計画の基本的な構成要素は無傷であり、計画は数カ月遅れるだけだろう」。
しかし、世界の多くがトランプの映画を買ってしまったのだから、もはや何も問題ではない。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、日本、そしてEUで構成されるこのグループは、最初の攻撃を開始したのがイスラエルであることを省き、テヘランへの攻撃を正当化するためのトランプの証明されていない議論に乗った。
NATOのマーク・ルッテ事務総長でさえ、トランプ大統領のイラン攻撃を祝福する小さなメッセージを送った。
6月12日、イスラエルによるイランへの侵略から始まったこの違法な戦争は、ついにドナルド・トランプによって停戦が発表され、徐々に発効した。
イランの停戦開始は、2025年6月23日(月)午前0時(ワシントン時間、日本時間6月24日(火)午前4時、イラン時間 6月24日(火) 午前7時30分)とされている。イスラエルはその12時間後に停戦に参加することになっている。
当初は、停戦違反の相互非難をめぐるいつもの混乱があったが、停戦は最初の発表から24時間以内に発効すると見られていた。イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は、いわゆる12日間の戦争に少なくとも当面は終止符を打つと呼びかけ、イラン国民はタブリーズの時計広場で祝杯をあげた。