
写真:セミョン・スクレペツキー(サイモン・スクレペツキー)/Facebook
「セミョン・スクレペツキー」というペンネームを使っていたロシア人漫画家のロベルト・クゾフコフ氏(44歳)が、6月15日(月)の朝、ベラルーシ国境に近いポーランド東部のビャワ・ポドラスカで、路上で銃撃され殺害された。クゾフコフ氏は、ベラルーシ領事館から約600メートル離れた市内の駐車場で、頭部、胸部、背中に計5発の銃弾を受けた。
BBCによると、ルブリン地方検察庁の広報担当マルチン・コザック氏は、身元不明の武装した男がアーティストに近づき、2発発砲したと述べた。 「被害者が地面に倒れると、加害者は近づき、さらに3発発砲した後、現場から素早く逃走した。ロバート・K氏は現場で死亡した」と同氏は付け加えた。コザック氏によると、現場からは5つの薬莢と、9mmルーガー弾の「ゲコ」製弾丸1発が回収されたという。
2021年からポーランドに亡命していたこの画家兼彫刻家は、自身の絵画を通じて、プーチン氏やベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領、チェチェンのラムザン・カディロフ大統領といった人物を批判していた。 各メディアによると、彼は亡くなる前に自身のテレグラムアカウントに、受けた脅迫の詳細を記したメッセージを投稿していたという。
亡くなる3日前、彼はベルリンのロシア大使館前で抗議行動を行っていた。セミョン・スクレペツキーがFacebookに投稿した抗議活動の動画には、スターリンとプーチンの風刺画を背景に、ロシアの国旗をゴミ箱に投げ捨てる彼の姿が映っている。
殺害の動機は不明だが、複数の情報筋によると、標的型殺害の可能性もある事件の状況を解明するための捜査が開始されており、これは国境を越えた弾圧キャンペーンの一環である可能性も指摘されている。ベラルーシ国籍の2人が逮捕された。

窮地に立たされたユーモア――事例集
風刺漫画やイラストが原因で、ある程度の深刻な問題に巻き込まれた漫画家たちの事例。また、漫画家ではないものの、それらをシェアしたことでトラブルに巻き込まれた人々のエピソードもいくつか含まれている。





